霧島連峰は、主峰高千穂峰を中心として23座の典型的な群状火山と、ぞくに48池といわれる大小無数の湖沼があり、日本で最初の国立公園に指定されています。
様々な火山がそびえ立つ中に、蒼色の水をたたえる湖沼の美がさらに神秘さを加え、緑林・アカマツ林、白い湯煙りたなびく情景など、その恵まれた景観、自然美は世界でもまれであるといわれます。
主峰高千穂峰を水源とする水が、霧島神宮境内(霧島市霧島田口)に湧き出ます。
霧島神宮の境内地は、湧水の水源となる高千穂峰の火口部分から、その裾野まで約330万坪という広大さを誇り、大切に守られてきました。
そして、地形の特性上ミネラルをあまり含まない軟水がほとんどの日本の水の中で、霧島の水はミネラルが豊富で、日本では大変珍しいサルフェートというミネラル成分を含む中硬水であることがわかりました。
それは、地下深くに非常に硬い岩壁が地層を形成しているため、幾重にもなる自然のフィルターを通り抜けるのに長い年月がかかり、ミネラル等をたっぷり含む水になるためです。
しかもミネラルバランスが大変よく、飲みやすく美味しい水なのです。